世界で2番目に不運な僕

医療事故により20代で脳梗塞を発症した僕の話

悪夢の始まり

おはこんばんにちわ

 


どーわんだよ

台風やばいね...みんな気をつけてね。


このブログは、20代にして脳梗塞になった僕のドキュメンタリーだよ。

前回はこちらだよ↓↓↓  良かったら見てみてね

 

https://sekaboku-iryoujiko-noukousoku.hatenablog.com/entry/2019/09/05/065311

 

 

 

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誕生日の翌日

 

雨の音で、目覚める。

昨日の余韻に浸りつつも、有給を取らなかったことを後悔し仕方なく体を起こす

 


タバコに火をつけ、一口吸う

喉に激しい痛みが襲い、おもわず咳き込む

 


風邪だ

 


昨日の影響が出始めていた

僕は休むわけにはいかないと、自分を奮い立たせ家を出た

 

 

 

「新宿は豪雨」

当時好きだった東京事変を口ずさみながら会社に向かう

この時は風邪をひいているが、まだ余裕はあった

 

 

 

デスクにつき準備をしていると、急に後ろから声をかけられた

 


「珍しいじゃないか、マスクなんかして」

 


話しかけてきたのは、上司の新島だ

低く大きい声、大きく出たお腹がより声を響かせる。

何より学生時代にラグビーで鍛えた大きな体が、威圧感を助長させていた。

 


「すみません、風邪をひいてしまいまして」

申し訳なさそうに答えるが、新島の鋭い眼光は僕を見つめたままだ

 


「今週末、プレゼンじゃなかったか?見積りはできているのか」

 


もちろんやっていない

僕は少しめんどくさそうに「今やっています」と答える

 


新島は呆れたように「今日中にやっておけよ」と言い残し、自分のデスクに戻った

 

 

 

 


昼食を食べた後、市販の薬を飲んだ

体のだるさと共に、眠気が襲う

頭も少しぼーっとしていた

 


「あぁ、帰ってベットに潜りたい」

 


そんな僕を他所に、仕事はどんどん増えていく

 

 

 

新島は部下思いの良い上司だ

自分の意見を押し付けたりはせず、僕の提案は最後まで聞いてくれた

そして間違っている時は率直に伝え、「考える力」を鍛えさせながら、優しく時に厳しく正しい方向に導いてくれていた

 

そんな彼がいたからこそ、やる気が出たし頑張ろうと思えた

ただ同時に、そんな新島を裏切れないと思うようになっていた。

 


結果、僕は全て終わるまで会社に残った

家に帰る時には、時計は23時を指していた。

 

 

 

 


こんな人は要注意

・仕事熱心で、真面目な人

・上司に相談がしにくい人

・頑張り屋さんだね と言われる人

 

 

 

理想の自分を作り上げていませんか?

どんだけ頑張っていても、体を壊しては本末転倒です

休めない時もあると思いますが、自分を労る時間を作ってあげてね